利根運河のほとりにある旧割烹新川屋本館(現在ブラッスリーしんかわで営業中)が令和4年1月1日付けで市指定有形文化財(建造物)に指定されました。
新川屋は、旅館料理屋として利根運河が開通した2年後の明治25年に開業しました。
指定になった建物は、昭和8年に建てられ、昭和17年に河川改修のため、現在地へ曳家されました。第2次世界大戦の後、旅館料理屋から割烹旅館、ブラッスリーしんかわと営業形態を変えながら、建物を利用してきました。建物は数度の増改築が行われ、建物の外観は建築当初から変わってしまいましたが、建物内部は旅館料理屋時代の佇まいが残っており、今回指定することとなりました。
利根運河周辺には、運河に関連する文化財がありますが、文化財に指定されるのは今回が初めてになります。
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