2020年10月に「前ケ崎城の御城印」が発売されましたので、小金城との関係性を知って頂く為に、過去投稿に追記しました。
11月下旬には流鉄・小金城趾駅にて「小金城」と「根木内城」の御城印が発売予定だそうです。
【流山市オススメの城址】
流山市観光協会の志賀さんから、中世の城のイメージを説明して欲しい…との依頼を受けての投稿ですが、5~7枚目の写真が中世城のイメージです。
首都圏の中世城址は、宅地化でほとんど消滅していますが、流山市内では前ヶ崎城と花輪城の遺構が、わずかながら保存されています。今回は流山運転免許センターに隣接する、前ヶ崎城をオススメ城址としてご紹介します。
その際、他の城址画像も使用しますが、各出典元のサイトは写真に補足しておきます。
【小金城址と本土寺過去帳】
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千葉県北西部で最大規模を誇った小金城(城主=高城氏)ですが、現在は大谷口歴史公園としてほんの僅かな遺構のみです。東葛地域各城の城主が誰で、いつ亡くなったとかの記録は、千葉氏や高城氏から保護を受けていた、日蓮宗本土寺の過去帳が基になっています。
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因みに、小金城最寄り駅の流鉄:小金城趾駅は城址ではなく、城[趾]の漢字を使用しています(;^ω^)
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【分断された根木内城】
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小金城築城以前は、根木内城が高城氏の本拠地だったのですが、現在根木内城は、国道6号線で真っ二つに分かれています。
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このように、首都圏の中世城址は宅地化や道路建設によって、ほとんどが原型をとどめていません。
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【宅地化以前の中世城】
昭和24年撮影:各城とも宅地化以前で城の規模がよくわかります。特に根木内城は国道6号線によって分断されていないので、城の規模がわかりやすいですね(*^-^*)
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【前ケ崎城の全体像】
前ケ崎城址公園となっているのは、城全体のほんの一部です。
因みに毎年GWに、この地で開催される「城ふれあい祭」は、前ケ崎城祭り…ではなく…居酒屋 城(Jyo)の祭り
です(*^-^*)
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【中世城のイメージ】
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坂東市にある逆井城(別名:飯沼城)は、見張りと防御性を重視した中世城を見事に再現しています。逆井(さかさい)城は、辺鄙な場所にあるので宅地化の影響をうけず、とても良い保存状態です。
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私は、古城マニアな自転車仲間をここに案内しています(*^-^*)この写真から見えませんが、逆井城の反対側には広大な水辺が広がっています。水辺に囲まれた流山市の前ケ崎城や花輪城にも、このような建造物が建っていたのかもしれないなぁ….と想像してみてください(^_-)-☆
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流鉄平和台駅で販売している、前ケ崎城の御城印(ごじょういん)状。ハガキ大で1枚300円。
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平和台駅・鰭ケ崎駅・前ケ崎城(流山運転免許センター)の位置関係です。
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中央の水色部分が坂川で、この坂川沿いを歩いて行けば、迷わず免許センター(前ケ崎城址)に辿りつけます。
※坂川と富士川の合流地点、御體橋(おんたいばし)で、一旦、富士川側(松戸市側)に渡って免許センター(前ケ崎城址)行く方が、最短ルートです。
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案内板にあるように、前ケ崎城は小金城の支城の一つです。
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流鉄流山駅で販売している、花輪城の御城印状。
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花輪城も小金城の支城の一つで、花輪城址は流山駅から流山街道を野田方面に1.3km歩けば到着します。