《森の図書館》防災カルタ原画展

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森の図書館ギャラリーガラスケース展示 防災カルタ原画展

令和2年9月1日(火曜日)から27日(日曜日)まで、森の図書館で「三條栄子さん 防災カルタ原画展~流山子育てプロジェクト×イラストレーター~」が行われています。

 今回のカルタ制作を発案した流山子育てプロジェクト(通称:NKP)は、市主催の講座「わたしへのごほうび講座」修了生と同講座の企画・運営をしたNPO法人パートナーシップながれやまが協力して発足した団体です。

 子育て中のママが中心となり、いきいきと子育てができる環境の整備や勤労世代間のネットワークの形成、地域参加・参画するまちづくりなどの活動をされています。
 

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 市内在住のイラストレーター・三條栄子さんは、市内の小学生が使用する教材「音読ながれやま」の表紙イラストや、市観光協会の「流山探訪カレンダー」でもおなじみの人気イラストレーターです。

 流山子育てプロジェクト代表の青木八重子さんからは、「三條さんとの出会いは、市の男女共同参画講座でした。講座の運営を担当していたNPO法人パートナーシップながれやまのメンバーでもある三條さんは、私たちの活動をずっと応援してくださっています」とお話がありました。
 

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 平成30年夏、流山子育てプロジェクトは市内の全小学生を対象に「小学生防災カルタコンクール」を開催し、1万枚以上のチラシを配布して、文案の募集をしました。その結果、211点の応募があり、その中から優秀賞3点、ユーモア賞1点、防災危機管理課賞1点の5点が表彰されました。

 青木さんは、「三條さんの描く防災カルタのイラストが、小学生が考えた表現にとてもマッチしており、抽象的な表現が親しみやすさを際立てています」と防災カルタの良さを語りました。
 

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 「防災について知らなかったことも、カルタで初めて分かることもあるので、ぜひ皆さんにご覧いただきたいです。また、新型コロナウイルス感染症対策は、災害時や非常時の対応と共通している点が多くあります。さまざまなリスクとつながる対策に日ごろから触れることが大切ですね」と青木さんからは、日常から注意してほしいことの説明がありました。展示をご覧になった方からは「字の読めない小さなお子さんでもカルタなら遊びながら自然に防災の知識が身につきますね。とても温かい作品です」などの感想が寄せられました。
 

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 森の図書館特設展示コーナーでは、ギャラリーガラスケース展示に併せて、防災関連図書の展示を行っています。流山子育てプロジェクトからお借りした手作りの簡易トイレの他、紙で作られたスリッパや食器など災害時に役立つ道具の展示も行われています。

 展示は、9月27日(日曜日)9時~17時(27日は12時まで。月曜休館。23日は休館)までご覧いただけます。
▶ 詳細は 森の図書館(電話04-7152-3200)まで。